放射線治療は正しい癌の治し方か

癌の放射線治療では、癌の病巣が縮小するまで徹底的に放射線を照射します。

私たちの体を構成する細胞は、細胞膜に包まれているときは安全な存在なのですが、放射線で細胞膜が破壊され、細胞の内容物が流れ出すと一転して危険物に変化します。

というのも、細胞の内容物はきわめて酸化力が強いために、周囲の組織を次々に酸化して破壊してしまうからです。

その結果、患部から遠く離れた細胞まで壊死(組織が破壊されて死ぬこと)してしまいます。これがクラッシュ・シンドロームです。

こうして組織破壊が広範囲に達むと交感神経の緊張は極限に達し、リンパ球は激減して免疫力が低下します。癌が再発したとき、癌細胞を攻撃する術がなくなってしまいます。

この治し方の副作用は各臓器にも及び、全身倦怠、粘膜のただれ、貧血、吐き気、皮膚の潰瘍、末梢神経障害、循環器障害など、さまざまな障害が現れます。

正しい癌の治し方

「放射線治療は抗ガン剤や手術より、体へのダメージが少ない」と言う医師もいますが、患者さんの消耗を目の当たりにすれば、この意見にはとうてい賛成できません。

最近は色んな先生が放射線治療は受けるべきでないと考えています。