株取引・株価に影響度が大きく重要なのは企業の収益状況

「株式市場は、経済・社会のさまざまな状況変化を映し出す鏡」といわれます。最近では、国の政治経済の舵取りも株価を意識したものとなっています。

株価はいろいろな要因で変化をしますが、その中でもっとも影響度大きく、重要なのは企業の収益(利益)状況です。その会社の今期の利益、来期の利益予想、長期的な成長はどうか、などが株価に大きく影響をあたえます。

このような株価に影響を与える要因を分類すると「経済的な要因」、「経済以外の要因」、「市場の内部要因」の3つに分類できます。

経済的な要因とは、景気の動向、金融情勢、財政収支、物価、為替、技術革新や経営革新、海外の経済状況、海外の株式市場の動向などがあげられます。景気回復基調、国内金利の低下、物価の上昇、米国経済が好調であることなどは、株価上昇の要因となります。

経済以外の要因とは、国内の政治状況、海外の政治状況、国際紛争、災害・テロなどがあげられます。政局の不安定化、海外での紛争の勃発、テロ事件の発生などは株価下落の要因となります。

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一般の株式投資家が購入できる投資信託は数千あるといわれていますが、その性質によって分類することができます。

まず運用対象による分類には「公社債投資信託」と「株式投資信託」の2つがあります。

公社債投資信託は、株式は一切組み入れず、国債や社債など比較的安全性の高い公社債を中心に運用するため、安定した収益をめざすタイプのものです。

株式投資信託は、株式を一定限度内で組み入れる投資信託で、株式の組み入れ比率や投資対象によってさまざま種類があります。収益性は高いが、リスクも大きいというものです。

2つ目の分類方法としては、購入できる時期による分類という方法があります。これには「追加型(オープン型)」と「単位型(ユニット型)」の2つがあります。

追加型は、いつでも時価(基準価格)で購入・換金できます。単位型は、募集期間が設けられ、その期間に限り購入できるというものです。つまり、運用期間があらかじめ決められています。

また、運用収益の分配方法による分類方法もあります。

分配型は、収益分配金を決算期ごとに受け取れます。決算は1年または半年ごとに行うファンドが多いのですが、1カ月毎に決算を行うものもあります。

無分配型は、一定期間、収益を分配せずにあとでまとめて受け取るタイプです。

さらに、投資のやり方によっても「契約型」と「会社型」にわけることができます。