近代的株式取引所のはじまり

1602年にオランダの東インド会社が株式会社として設立され、その株券(出資証券)には譲渡の自由が定められていたそうです。

また、当時、公債も数多く発行されており、それらの流通市場を整備するために、1613年、オランダにアムステルダム取引所が設立されました。これが近代的取引所のはじまりといわれています。

わが国では、1878年(明治11年)、東京と大阪に株式取引所が創設されました。

明治維新にともない武士階級が解体され、新政府は旧武士に、退職金に当たる失業手当として公債(金禄公債)を与え、生活を保障しました。しかし、生活に困窮していた旧武士たちの多くは、買手のいいなりの値段で、公債を売却することになりました。そこで公債の売買を適正に行う必要性が生じました。

一方、第一国立銀行などの株式会社も設立され、それらの株式にも流通性を求める声が高まり、政府は1874年にロンドンの株式取引所(1801年設立)にならって「株式取引条例」を制定しました。

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