眼精疲労は「眼が見えなくなる」ことに直結はしないが視力低下はある

眼精疲労は「眼が見えなくなる」ことに直結はしません。しかし視力低下、つまり「見えにくくなる」状態をいとも簡単に引き起こします。

いま、「眼の労働量」は史上かつてなかったほど増えています。それは自然の摂理から割り出された量をはるかに超える量です。

それなのに、個人レベルでも企業レベルでも行政レベルでも、視力低下や眼の健康への関心は薄く、眼はいまや悲鳴をあげています。自分で防衛するよりほかありません。

決して「見えて当たり前」と考えないことがその出発点です。せめて個人レベルでは眼に対するモチベーションを高めるべきなのです。

はじめて老眼鏡をつくるときは医師の診断を受けてからと述べましたが、コンタクトレンズをつくる際はそれ以上に精密な診断が絶対に必要になります。ところが残念ながら眼科に相談・検査にいらっしやる方はわずかで、それがのちのちのトラブルの要因になっているケースを、まま見かけます。

メガネをかけているところを人に見られたくない、顔の印象をメガネで変えられたくないなどの理由で、気軽に専門店に行ってつくる人が大部分を占めているのが現状ですが、コンタクトレンズは決して万人向きではないのです。

①近視の度がとくに強い人
②左右の視力の差が大きい人
③強度の乱視のある人
④職業上、メガネが使えない人(スポーツ選手など)

この四つのケース以外の人は、本当はメガネのほうがよいのです。