うつ病の心配がある人に通院を説得する方法

うつ病の心配がある人に通院を説得するときは、受診が必要だときちんと説明します。「こんな症状があるし、とてもつらそうなので」、とすすめてみましょう。

説得のコツは、具体的に症状をあげること。あいまいな言い方では伝わりません。とくにメランコリー型うつ病の場合はまじめな性格の人が多いため、論理的に説明すると効果的です。

ウソをつくのはやめてください。「自分が受診するので一緒に来て」などと連れ出し、受診させるようなやり方です。患者さんを傷つけることになりますし、その後の診療も進めにくくなります。

うつ病の患者さんにとって、家族は身近にいる頼れるサポーターです。医師と患者さんとの橋渡しをしたり、休養中に身の回りのことを引き受けるなど、さまざまなサポートが考えられます。うつ病の治療に、家族の協力は欠かせません。