妊娠年齢におけるダウン症児の出産率

女性が35歳を過ぎて妊娠していると流産率が急に高くなり、しかも、流産胎児に染色体異常が増えます。これと並行してダウン症児の出産率が高くなります。

統計によると、ダウン症児の出産率は、母親の年齢が20歳未満なら1500人に1人、25歳から29歳までは8000人に1人、31歳から84歳までは8800人に1人のが、35歳から39歳までは250人に1人となり、35歳を過ぎると急に高くなります。44歳では110人に1人、45歳以上では50人に1人です。

妊娠に関係する生殖細胞の老化が染色体異常の主な基での事を最初に気づかせたのは、高齢出産にダウン症児の出産率が高いという調査連絡でした。

ダウン症の約70%は卵子の第一減数分裂の異いつもよるもので、12%が精子の第一減数分裂の異いつもよるものです。残りが第二減数分裂の異常で、卵子が10%、精子が8%です。